レポートの生成

Issue Manager のレポート作成機能は、非常に細かくカスタマイズ可能です。数多くのレポートやレポート テンプレート があらかじめ組み込まれているため、追加設定なしで幅広いレポートのニーズに応えることができます。簡単な GUI ツールが付いているので、Issue Manager に組み込まれたレポートを編集し、独自のレポートやクエリを作成することができます。SQL の知識がある人なら、ほぼ制限なくさまざまなデータの問い合わせやレポートでの表示を行うことができます。

サンプル レポート

以下に示すのは、[<state> の状態にある問題の数 (受信箱別)] という名前の組み込み済みレポートのコードです。このレポートは、Issue Manager の GUI ツールや SQL による編集を行っていません。デフォルトでは、このレポートは、指定した状態(この例では [調停])にある問題の数を返します。[グループ化] の設定は、問題が受信箱ごとに並べられることを示しています。

SELECT r.InboxAssigned, COUNT(DefectID) "NrOfIssues" FROM IM_V_Defects r INNER JOIN (SELECT DISTINCT issues.IssueID_pk as id FROM IM_V_Defects issues WITH (NOLOCK) WHERE issues.ProjectID = 98 AND issues.Status= '調停') data ON r.IssueID_pk = data.id GROUP BY InboxAssigned ORDER BY r.InboxAssigned ASC

レポート プロパティ

各レポートの基本プロパティは、レポートの [プロパティ] タブに表示されます。追跡対象のプロパティは以下のとおりです。

-   [レポート名] - レポートの名前(カスタマイズ可)

-   [レポート ID] - システムが定義したレポート ID

-   [説明] - レポートの説明(カスタマイズ可)

-   [作成日時] - レポートが作成された日時(デフォルトのレポートの場合はデータベースを作成し接続した時点)

-   [作成者] - レポートを作成したユーザー(デフォルトのレポートの場合は admin ユーザー)

-   [変更日時] - レポートが最後に変更された日時

-   [変更者] - レポートを最後に変更したユーザー

-   [レンダラ] - レポートに現在割り当てられているレポート テンプレート

レポート プロパティの編集

レポートのプロパティを編集するには:

1    ワークフロー バーの [レポート] ボタンをクリックします。

2    [レポート] ツリーでレポートを選択します。

3    [プロパティ] タブで [編集] ボタンをクリックします。

4    [レポートの編集] ダイアログで、必要に応じてレポートの [名前][説明] を変更します。

5    このレポートを他のユーザーと共有するつもりがある場合には、[このレポートを他のユーザーと共有する] チェック ボックスがオンになっていることを確認してください。

6    選択したレポートが簡易レポートか詳細レポートかによって、以下のいずれかを行ってください。

-   簡易レポート:選択基準を変更(つまり選択したレポートの結果を変更)したり、[詳細クエリ モード] ボタンをクリックして SQL クエリ コードを変更することができます。

-   詳細レポート:SQL を使い慣れている場合には、[レポート データ クエリ] フィールドでクエリ コードを編集することができます。SQL クエリを編集する際には、関数のプレースホルダ(つまり "変数")のドロップダウン リストを利用することができます。あらかじめ定義された関数を挿入するには、[プレースホルダの挿入] ドロップダウンリストから適切なプレースホルダを選択してください。

メモ: クエリの SQL コードを手作業で編集する場合には、編集後に [SQL のチェック] ボタンをクリックして作業を確認することをお勧めします。

    選択基準と SQL クエリの変更の詳細情報については、「新しいレポートの作成」を参照してください。

7    レポートのプロパティの編集が済んだら、[完了] ボタンをクリックして設定を保存します。

サブレポートの追加

複数のレポートの結果を現在選択しているレポートに集約するために、サブレポートを追加することができます。レポートをサブレポートとして追加すると、サブレポートの結果の列と行は、選択したレポートの結果に連結されます。

レポートをサブレポートとして追加するには:

1    ワークフロー バーの [レポート] ボタンをクリックします。

2    [レポート] ツリーでレポートを選択します。

3    [プロパティ] タブで [サブレポートの追加] ボタンをクリックします。

4    [サブレポートの追加] ダイアログで、[レポート] ツリーから、現在のレポートに付け加えたいサブレポートを選択します。

5    [OK] をクリックするとサブレポートの追加が完了します。レポートの [プロパティ] タブの [サブレポート] のセクションにサブレポートが表示されます。

サブレポートを削除するには:

1    ワークフロー バーの [レポート] ボタンをクリックします。

2    削除したいサブレポートが関連付けられているレポートを [レポート] ツリーで選択します。

3    [プロパティ] タブで、削除したいサブレポートの [削除] アイコン([サブレポート] の表の [アクション] の列)をクリックします。

4    確認ダイアログで [はい] をクリックして、削除を確認します。

レポート テンプレートのダウンロード

Issue Manager のレポート テンプレートを使うと、レポート データを独自のニーズに合った書式で表示することができます。テンプレートには、MS Excel のスプレッドシート、BIRT RCP Designer のレポート テンプレート、XML、または CSV ファイルの形式のものがあります。レポート テンプレートのダウンロードおよび編集の詳細については、「レポート テンプレートのカスタマイズ」を参照してください。

レポート パラメータ

パラメータとはカスタマイズ可能な文の要素のことです。[パラメータ] タブで変更するだけで、レポートを実行する前の任意のタイミングでパラメータを定義することができます。パラメータの構文は以下のとおりです。

${parametername|defaultvalue|guiname}

defaultvalueguiname は省略可能です。パラメータ名に空白文字を含むことはできません。

レポートにパラメータが設定されている場合、レポート作成のたびに実行前にパラメータの値を編集することが可能です。パラメータの値は、現在のユーザー コンテキストに保存されます(つまり、編集した値は編集を行ったユーザーに対してのみ有効です)。レポートを実行したときにパラメータの値が指定されていなければ、レポート定義に指定されたデフォルト値が使われます。

レポートにサブレポートが関連付けられている場合、サブレポートのパラメータも [パラメータ] タブに表示され、その値は選択したレポートのコンテキストにのみ保存されます(つまりその値は現在のサブレポート設定でのみ使われます)。

新しいレポートを作成する場合には、[レポートの新規作成] ダイアログの [選択基準] 領域で定義した値がパラメータになります。詳細については「新しいレポートの作成」を参照してください。

レポートのパラメータを編集するには:

1    ワークフロー バーの [レポート] ボタンをクリックします。

2    [レポート] ツリーでレポートを選択します。

3    [パラメータ] タブをクリックします。レポートにパラメータが定義されている場合には、そのパラメータの一覧が表示されます。

4    [パラメータの編集] ボタンをクリックします。

5    [パラメータの編集] ダイアログで、必要に応じてリスト内のパラメータの [ラベル][値] を編集します。

6    [OK] をクリックすると変更が保存されます。

レポート データ

[データ] タブは、選択したレポートの結果のパラメータと値を表形式で表示する、読み取り専用の結果プレビューの役割を果たします。最初の行には、レポート テンプレートから、現在のレポートのメタ情報が表示されます。

メモ: デフォルトでは最初の 100 件の結果行のみが表示されます。ドロップダウン リストから別の表示オプションを選択することもできます([すべての行を表示]、[最初の 500]、[最初の 1,000])。

[ヘッダーを表示] チェック ボックスをオンにすると、レポートのその他のメタ プロパティ(名前、プロジェクト、説明など)が [データ] ビューに表形式で表示されます。

グラフ

グラフの表示

[グラフ] タブでは、Issue Manager 内部のレポート エンジンを使って、選択したレポート クエリで取得したデータを元に標準のグラフが作成されます。

いくつかの標準のグラフが利用可能です(面グラフ、棒グラフ、水平帯グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、帯グラフ)。グラフの種類ごとに、4 つの表示プロパティを設定することもできます。

グラフを表示するには:

1    ワークフロー バーの [レポート] ボタンをクリックします。

2    グラフを表示したいレポートを [レポート] ツリーで選択します。

3    [グラフ] タブを選択して、デフォルトのグラフを表示します。

4    必要なグラフの種類を選択するには、[グラフの種類の選択] ボタンをクリックします。

5    [グラフの種類の選択] ダイアログでグラフの種類を選択します。

6    グラフに適用したい表示プロパティを選択します([三次元表示]、[横のグリッド線を表示]、[縦のグリッド線を表示]、[凡例を表示])。

7    このグラフ オプションをどのように保存するかを指定します。

-   [現在のユーザーのみ] を選択すると、現在のユーザーがこのグラフを表示するときに、このグラフ設定をレポートの標準設定より優先します。

-   [レポートの標準とする] を選択すると、優先するユーザー設定を定義していないすべてのユーザーについて、このグラフ設定が表示されます。この設定は、個々のユーザーの設定には影響しません。

8    [OK] をクリックすると、新しい種類のグラフが表示されます。

メモ: ここで定義したグラフ設定は、このレポートのデフォルトになります。

メモ: 標準のグラフでは必要なデータを取り出せない場合、あるいは必要な書式でデータを表示できない場合には、Issue Manager のレポート機能を使って、問い合わせたデータの表示方法をカスタマイズすることができます。この後の「レポート」のセクションを参照してください。

新しいウィンドウでのグラフの表示

現在のグラフを別のブラウザ ウィンドウで開くには、[グラフ] タブの一番上にある [新しいウィンドウで開く] アイコンをクリックします。

グラフの印刷

現在のグラフを印刷するには、[グラフ] タブの一番上にある [印刷] アイコンをクリックします。グラフのデータが、印刷可能な形式で新しいウィンドウに表示されます。システムの [印刷] ダイアログも表示されます。必要に応じて印刷設定を行い、[印刷] をクリックしてグラフを印刷します。

グラフの削除

グラフを削除すると、現在選択されているグラフ テンプレートが現在のレポートから削除されるだけです。グラフ テンプレートが完全に削除されるわけではありません。

現在のグラフのテンプレートを削除するには:

1    グラフの [グラフの種類の削除] アイコンをクリックします。

2    [グラフの削除] ダイアログで以下のいずれかを選択します。

-   [ユーザー設定を削除 (およびレポートの標準に戻す)] を選択すると、現在のユーザーのグラフ設定がグラフと共に削除されます。この後、グラフはレポートの標準設定で表示されます。標準設定が定義されていない場合には、グラフを表示することはできません。このオプションが選択可能なのは、現在のユーザーが具体的なグラフ設定を定義している場合のみです。

-   [レポートの標準グラフ設定を削除] を選択すると、標準設定がグラフと共に削除されます。このオプションでは、ユーザー固有の設定は影響を受けません。このオプションが選択可能なのは、レポートに標準のグラフ設定が定義されている場合のみです。

[OK] をクリックするとグラフ テンプレートが削除されます。必要であれば、[<ここをクリックすると、グラフの種類を選択できます>] リンクをクリックし、選択したレポートに新しいグラフ テンプレートを割り当てることができます。

レポート

[レポート] タブでは、自分のレポートに使用する定義済みテンプレートを選択することができます。利用可能なレポート テンプレートの選択肢がドロップダウン リストとして表示されます。システムがインストールした多数のテンプレートの他に、[管理|レポート|レポート テンプレート] からアップロードしたカスタム レポート テンプレートもここで利用できます(カスタム レポート テンプレートの設定とアップロードの詳細については、『SilkCentral 管理モジュール Web ヘルプ』を参照してください)。

あるいは、[プロパティ] タブを選択し、現在作業をしているレポートの書式(Excel、BIRT、CSV、XML)に対応するダウンロード リンクをクリックして、既存のテンプレートをダウンロードすることもできます。そのテンプレートを自分のニーズに合わせてカスタマイズしてください。詳細については、「新しいレポートの作成」および「レポート テンプレートのカスタマイズ」を参照してください。

テンプレートのアップロード

ローカル システムからテンプレートをアップロードするには:

1    テンプレートを関連付けたいレポートを選択します。

2    [レポート] タブを選択します。

3    [<ここをクリックすると、新しいレポート テンプレートをアップロードできます>] リンクをクリックし、[レポート テンプレートのアップロード] ダイアログを開きます。

4    テンプレートに意味のわかりやすい [名前] を付け、[説明] を入力します。

5    [プロジェクト] フィールドで、テンプレートを利用したいプロジェクトを選択します。[すべてのプロジェクト] を選択してテンプレートをすべてのプロジェクトに関連付けることもできます。

6    [参照...] ボタンをクリックします。ローカル システムのテンプレートを探して選択します。

7    [OK] ボタンをクリックすると、テンプレートがアップロードされます。

レポートの表示

それぞれのテンプレートでは役に立つグラフを作成するために特定のデータ形式を想定しているため、すべてのテンプレートをすべてのレポート クエリに適用できるわけではありません。たとえば、[1 行 4 値 (横棒グラフ表示)] テンプレートを選択して [要件ステータス概要] レポートを表示できるのは、このMS Excel のテンプレートではレポート クエリから 厳密に 4 つの値([失敗]、[合格]、[未実行]、[未カバー])が返されることを要求しているからです。互換性のないレポート テンプレートを使ってレポートを生成しようとすると、エラー メッセージが返されます。

レポートを生成するには:

1    [レポート] ツリーで、生成したいレポートを選択します。

2    [レポート] タブを選択します。

3    [レポート テンプレートの選択] ボタンをクリックします。

4    [レポート テンプレートの選択] ダイアログから、使いたいテンプレートを選択します。

5    [OK] をクリックするとレポートが表示されます。

6    (省略可能)必要であれば、ドロップダウン リストを使ってレポートの表示拡大率を変更してください。デフォルトは 100% です。その他に 50%、75%、150%、200% を選択可能です。

メモ: レポートのフィールドにデータではなく「×」が含まれているのは、レポート サーバーのテンプレートの処理でエラーが起きたことを示しています。その理由を知るには、システム管理者に頼んで、サーバー マシンの ...<Issue Manager>\Log ディレクトリにある StyleReport.log ファイルを調べてください。

レポートの保存

レポートをローカルに保存する方法は、BIRT のレポート テンプレートを選択している場合と Excel テンプレートを選択している場合とでは異なります。Excel テンプレートを選択している場合には、[レポート] タブで [ダウンロード] リンクをクリックするだけです。ローカル コンピュータで Microsoft Excel が起動し、自動的にレポートが読み込まれます。

BIRT レポート テンプレートを選択している場合には、次の手順を実行します。

現在の BIRT レポートを PDF としてエクスポートするには:

1    ワークフロー バーの [レポート] ボタンをクリックします。

2    レポート ツリーで、保存するレポートを選択します。

3    [レポート] タブをクリックします。

4    [レポート] ビューのツールバーで、[PDF ドキュメントで表示] アイコンをクリックします。

5    [ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスで [保存] ボタンをクリックして選択した場所に PDF ドキュメントを保存します。

レポート テンプレートの削除

現在のレポートのテンプレートを削除するには、レポートの [レポート テンプレートの削除] アイコンをクリックし、その後の確認ダイアログで [はい] を選択します。