既知の問題

DevPartner for Visual C++ BoundsChecker Suite

バージョン9.0.2

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DevPartner for Visual C++ BoundsChecker Suiteは、開発機能が緊密に統合されたスイート製品で、エラー検出、パフォーマンス分析、カバレッジ分析の各機能、およびSystem Comparisonユーティリティが組み込まれています。DevPartnerは、ソフトウェア バグの検出、診断、解決、コード パフォーマンスの最大化、および最適なコード カバレッジとテストを支援します。


目次


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テクニカル サポートは、テクニカル サポート サービスとして月曜日から金曜日、米国東部標準時 午前8時から午後9時までご利用になれます。購入またはアップグレードについては、セールスを選択してください。

インストールからトラブルシューティングまで、テクニカルな問題については、コンピュウェアのテクニカル サポートまでお問い合わせください。

お問い合わせの際には、以下の情報をお知らせください。

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既知の問題とテクニカル ノート

このセクションでは、DevPartner Studioに関する既知の問題とテクニカル ノートを示します。以下の機能名やカテゴリをクリックすると、問題のリストが表示されます。

スイート製品全般に関する問題

カバレッジ分析

エラー検出

パフォーマンス分析

Visual StudioまたはVisual Studio Team Systemに関連する問題

System Comparison

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64ビット アプリケーションの使用

カバレッジ分析、メモリ分析、パフォーマンス分析、パフォーマンス エキスパート、エラー検出

64ビット アプリケーションに対して実行する場合、ソリューション ファイルのAny CPUエントリをx86に変更する必要があります。変更しなかった場合、「DevPartnerは、64ビットのプロジェクトをテストできません。」というメッセージが表示されます。

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実行防止機能の設定による「パッケージの読み込みに失敗しました」またはインストールの失敗

データ実行防止機能(DEP)が/NoExecute=Always Onに設定され、CPUのXD(eXecute Disable)ビットが有効になっているシステムで、DevPartner StudioをVisual Studioに読み込めないことがあります。

データ実行防止機能に関しては、Microsoftサポート技術情報の文書番号875352を参照してください。

システム全体のDEPは、システムの起動パーティションのBOOT.INIファイルで/NOEXECUTEオプションを使って設定されます。デフォルトはOptInで、重要なWindowsプログラムおよびサービスに対してのみDEP機能が有効になります。

この設定をAlwaysOnにすると、DevPartner Studioのインストールは失敗します。また、インストール後にAlwaysOnにすると、Visual StudioへのDevPartnerパッケージの読み込みが失敗します。

DEPをOptOutに設定する場合は、DEPを有効にしないプログラムおよびサービスのリストにVisual Studioの実行可能ファイル(Visual Studio 2005および2008の場合はDEVENV.EXE)を必ず含めてください。

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DevPartner Fault Simulatorとの統合不可

DevPartner Fault Simulator製品との統合には、DevPartner 9.0.xは使用できません。Fault Simulatorと統合する場合は、DevPartner 8.2を使用する必要があります。

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インストールやアンインストール時のMSI.EXEエラー

DevPartnerのインストール/アンインストール中に、アプリケーションがエラーを検出したこと、または参照されたメモリを読み取れないことを示すMSI.EXEエラーが表示されることがあります。この場合、[OK]をクリックして、エラーを無視してください。インストール/アンインストールは、問題なく続行できます。

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Visual Studioでパーシャル クラスの特定の行にデータが表示されない

カバレッジ分析、パフォーマンス分析

コンストラクタが静的に初期化されたフィールドとは別のソース ファイルに実装されているパーシャル クラス メンバー フィールドに対して、収集された静的初期化データが表示されないことがあります。この場合、ソース ビューでそのメンバー フィールド初期化に関するデータが表示されません。これは、データが、フィールドの静的初期化の割り当てステートメントではなく、パーシャル クラスのコンストラクタに帰属するためです。ソース ファイルに、静的に初期化されたクラス メンバー フィールドしか含まれない場合、そのソース ファイルは、結果のモジュールのソース リスト一覧に表示されません。

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Vista Ultimate SP1 32ビットでVisual Studio 2008を起動したときに、セッション マネージャのサービス メッセージが表示される

パフォーマンス分析

Windows Vista Ultimate SP1 32ビットでVisual Studio 2008を起動した場合、DevPartnerパフォーマンス分析でセッション マネージャ サービスの取得に失敗したため、プロファイルが無効化されることを示すエラー メッセージが表示されることがあります。これは、DPAnalysisがCOMオブジェクトCLSID: 163DF3E5-701A-44d9-9B82-59F4EADBBAA8のインスタンスを作成できない場合に起こります。この問題については、将来のDevPartnerリリースで対応します。

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ターミナル サービスを介したシステム サービスのプロファイル

カバレッジ分析、パフォーマンス分析

ターミナルサービス経由でログインしているときにカスタムWindowsサービスのプロファイリングを行うと、セッション ファイルが作成されないことがあります。お使いのシステムでこの問題が発生した場合、以下のようにセッション ファイル名をフルパスで指定すると、セッション データを保存できる場合があります。

DpAnalysis.exe /cov /output c:\temp\MyService.dpcov /s MyService

メモ:この方法で保存できない場合もあります。

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Windows VistaでBugBenchをビルドするために管理者権限が必要

エラー検出

Windows VistaでBugBenchサンプル アプリケーションをビルドするときには、管理者権限が必要です。このサンプルをビルドすると、システムに登録を行う必要のあるCOM DLLが生成されますが、Windows Vistaでは、管理者権限がなければDLLの登録は許可されません。

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マイクロソフトのシンボルを必要とするアプリケーションを開く

エラー検出

アプリケーションをはじめてエラー検出で実行するときに、Microsoft Internet Symbol Storeからその使用条件を示すダイアログが表示されることがあります。すでに、マイクロソフトのシンボルを必要とする他のプログラムを実行するときにその条項に同意している場合でも、作業を続行するためにはこの条項に同意する必要があります。

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エラー検出がDCOMまたはCOMベースのアプリケーションやコンポーネントのデータを収集しない

エラー検出

DCOMまたはCOMベースのアプリケーションやコンポーネントがaspnetアカウントの制限下で実行される状況は2つあります。ASP.NETを有効にしたWebページからDCOMまたはCOMベースのアプリケーションやコンポーネントを起動すると、デフォルトでは、aspnetアカウントのコンテキストで実行されます。セキュリティ上の理由から、aspnetアカウントは制限されています(このアカウントは、Usersグループのメンバーであり、同等の権限を持ちます)。この状況では、COMコンポーネントは、エラー検出を適切に実行するために必要なセキュリティ権限を持っていないことになります。この問題を回避するには、対話ユーザーのコンテキスト内で(dcomcnfg.exeを介して)実行されるようにDCOMまたはCOMアプリケーションやコンポーネントを設定する必要があります。

以下の手順で、対話ユーザーのコンテキストで実行されるようにDCOMまたはCOMのアプリケーションやコンポーネントを設定します。

  1. コマンド プロンプトを開き、dcomcnfg.exeを実行します。
  2. [コンポーネント サービス]>[コンピュータ]>[マイ コンピュータ]>[DComの構成]の順に選択します。
  3. COMコンポーネントを右クリックして、[プロパティ]を選択します。
  4. [識別]タブを選択します。
  5. [対話ユーザー]を選択していることを確認します。
  6. [OK]をクリックします。

DCOMまたはCOMのアプリケーションやコンポーネントを次回起動したときには、エラー検出によって適切にデータが収集されます。

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モジュールを無効にしても、エラー検出でリークとエラーが検出される

エラー検出

エラー検出設定ですべてのモジュールをオフにした場合でも、エラー検出によってリークとエラーがレポートされます。理由は以下のとおりです。

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Forループの誤った行にCPU時間がチャージされる

パフォーマンス分析

Forループの式部分に起因するCPU時間が、誤ってForループの本体に関連付けられることがあります。この問題は、以下の例のように、初期化子、式、イテレータが1行にフォーマットされたループで発生します。

			using System;
			public class ForLoopTest 
			{
			   public static void Main() 
			   {
			      for (int i=1; i<=5; i++) 
			          Console.WriteLine(i);
			   }
			}

Forループの本体がCPU時間を過剰に消費しているように示される場合は、以下のように、初期化子、式、イテレータがそれぞれ別の行になるようにコードをフォーマットし直してください。

			{
			   for (int i=1;
			        i<=5; 
			        i++)
			        Console.WriteLine(i);
			}

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DevPartnerのインストール後にVisual Studioをインストールする

DevPartnerのインストール後にVisual Studio 2005または2008をインストールするには、以下の2つのステップでVisual Studio 2005または2008とDevPartnerを統合してください。

  1. [コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]から、DevPartner Studioのインストールの変更を行います。Vistaの場合、インストール メディアのsetup.exeからインストールの変更を行います。Vistaでは、[コントロール パネル]>[プログラム]>[プログラムと機能]>[プログラムのアンインストールまたは変更]からDevPartnerのインストールの変更を行うことはできません。
  2. [修復]を選択してインストールを実行します。

2つめのステップは、DevPartner Studioヘルプ システムとMicrosoftヘルプ システムを統合するために必要です。

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Team Foundation Serverのローカライズ サポート

カバレッジ分析、エラー検出、パフォーマンス分析

DevPartner Studioをローカライズ版のVisual Studio Team Systemで使用する場合、WorkItemType Bugの名前が「Bug」以外の文字列に変更されている場合、DevPartnerでバグを作成してTeam Projectに提出することはできません。

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新しい設定が検出される

System Comparisonユーティリティ

System Comparisonでは、システムの比較時に追加の設定をチェックできるようになりました。前バージョンのSystem Comparisonユーティリティで取得したスナップ ショットとDevPartner 8.2またはそれ以降のバージョンで取得したスナップ ショットを比較すると、それらの設定が、旧スナップ ショットにない設定としてリストされます。

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DevPartner for VC++ BoundsChecker Suiteに関する既知の問題

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06/25/2009 12:50 PM